メタバースとNFTの関係！そもそもNFTって何？わかりやすく解説

最近注目のメタバースですが、メタバースについて調べているとNFTという単語がよく出てきます。初めて聞いた人も多いかと思いますが実はこのNFTとメタバースは密接な関係があるのです。

今回はそのNFTとは何か、メタバースとはどのような関係があるのかを説明していきます。

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※メタバースとは何かは上のリンクを参照ください。

NFTとは

NFTとは「偽造不可な鑑定書・所有証明書付きのデジタルデータ」のことでありNon-Fungible Tokenを略した言葉です。非代替性トークンとも呼ばれております。

難しい言葉が並んでわかりにくいと思いますのでわかりやすく言うと、「非代替性」つまり替えのきかないデジタルデータということです。

もともとデジタルデータは簡単にコピーができるため、その価値を証明するのが難しいとされていました。しかし偽造や改ざんが難しいブロックチェーン技術の誕生により管理できるようになったことからデジタルデータに固有の価値がつくようになりNFTが注目されるようになりました。

NFTの具体例

みなさんNFTの抽象的なイメージは抱いていただいたとおもうのですが、具体的にどんなものか実際にどんな取引があったのか事例を示していきます。

Beeple「The First 5000 Days」

これは2021年3月にアメリカのオークションでデジタルアート作家のビープル氏の作品「The First 5000 Days」に75億の高値がついたというものです。

この超高値での取引が大きな話題を呼び、NFTブームに火をつけたと言われています。

x.com

http://twitter.com

Twitter創業者 Jackのツイート

これはツイッターの創業者のジャックドーシー氏の1番最初のツイートがValuablesというサービスを使い約3億円の高値をつけたというものです。

こちらも大きな話題を呼びNFTの関心を高めました。

ブロックチェーンが証明書的な役割を担う

上記のように超高値をつけた要因としてはブロックチェーン技術の誕生により偽造改ざんが難しくなったことで、価値を証明できるようになったからです。

ブロックチェーンは誰が所有しているか等の情報が全てわかるようになっており言わば証明書代わりの役割を担っています、そしてこのブロックチェーンにこそ価値があると言われています。デジタルデータは言わばそのブロックチェーンの表紙と言ってもよいでしょう。

わりやすく絵画の例を挙げると、絵画そのものにもちろん価値があるのですが偽造や複製がされている可能性があり本物である証明ができなければ価値は見出せません。証明書があって初めて価値が生まれるのです。

その証明書がブロックチェーンだと思ってください。デジタルデータはブロックチェーンがあって初めて価値を見出すということですね。

NFTとメタバースの関係

ここまでNFTの説明をしてきましたが、一体メタバースとはどういう関係があるの？と思った方が多いと思います。

実際は今後メタバースが発展していくためにはNFTが、必要不可欠と言っても過言ではありません。

実際メタバースの仮想空間にはデジタルデータ(アイテム)が溢れ返っていますが以前までのメタバース内のアイテムは、コピーできたりサービスが終了すれば無くなってしまったりとすることがありました。

そこでNFTが登場します！ブロックチェーンにデータをアップロードをすることで改ざんや消失を防ぐようになったのです。

つまりこのNFTによってメタバース上に自分の資産を残すことが可能となっているのです。

現実さながらメタバース上にも資産を残すようになればより現実に近い仮想空間が実現でき、利用者も増加するでしょう。メタバースの普及の一角をNFTが担っていると言っても過言ではなくメタバースと親密な関係にあると言っていいでしょう。

メタバース内の具体的なNFTは？

メタバース内のデジタルデータ(NFT)といっても想像しずらいと思うので具体的にどのようなデジタルデータがあるか説明していきます。

土地

土地とはメタバース内の区画や空間のことを指します。そして土地はNFT化をしているのです。

土地をメタバース内で購入することにより転売、貸出し、建物の建築等ほぼ現実と同じ取引が可能となります。

現実の不動産と同じような扱いとなり新たな投資手段として注目を集めていますが、まだまだ普及しているとは言いづらく今後に期待が高まりますね。

アイテム

アイテムとは洋服や靴、アクセサリー、武器等々のことを指します。

こういった普通のゲームにありそうなアイテムですがメタバース内ではNFTとして取引ができます。

こうした取引を見越して、メタバース内で使用するファッションアイテムを作成するブランドも登場しています。

キャラクター

キャラクターもNFTとして取引することができます。

珍しいキャラクターや強いキャラクターは高値での取引がされます。

NFTが今後メタバースを面白くする！

メタバースとは無課金でも楽しめる空間となっております。

しかし上記のような土地の売買やアイテムの購入等NFTでの取引があるとより現実社会に近い空間となり面白くなるでしょう。

現状では現実社会が主の空間でメタバースは楽しむだけの娯楽としての仮想空間と捉えている人が大半ではあると思いますが、メタバースの中でNFTが普及すればするほどメタバースと現実社会の溝が埋まってくることでしょう。

いわば現実の空間と仮想の空間どちらも主の空間として生活していくようになるかもしれません。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回はメタバースを語る上では欠かせないNFTについてと、メタバースとはどういった関係性があるのかというのを説明させていただきました。

現状メタバースもNFTも急速に技術力が上がってきている最中です。それに伴い知名度も上がっている状態ですね。日本はまだまだ知名度も低いのですが海外ではメタバースもNFTも知名度が爆上がりしている状態です。

今後世界でも日本でもメタバースが発展していくためには、メタバースとNFTの関係性がカギを握っています。

メタバースとNFTが今後それぞれ展開し普及することによって相互的に社会に必要な存在になっていくのではないかと私は感じているからです。

今後どのような関係性を構築していくのか、発展していくのか期待していきましょう！